今が旬!秋の味覚を愉しむ
“実りの秋”の到来です。夏の日差しをたっぷり浴びて育った、この季節ならではの栗、きのこ類、脂ののった秋の魚がおいしい季節です。自然の恵みをいただいて、“おいしい秋”を愉しみましょう。
きのこと松の実の炊き込みごはん
- 食物繊維が豊富で秋になると値段が手頃になるきのこ。炊き込みごはんにして香りもいただきます。松の実を加えるともちもち食感と香ばしさがアップ。

- 材料(作りやすい分量)
- 米
- 2合
- まいたけ・
しめじ - 各1袋
- 油揚げ
- 1枚
- 松の実
- 大さじ3
- 【A】
- だし汁
- 400mL
- うす口しょうゆ
- 大さじ3
- 塩
- 少量
- 作り方
- 米はといでざるに上げ、30分ほど水に浸す。
- まいたけは手で小さくさき、しめじは石づきを除いてほぐす。油揚げは熱湯でさっとゆで、小さく切る。
- 炊飯器に水気をきった
、
、松の実、【A】を入れて軽く混ぜて炊飯器で炊く。
鶏肉と栗の煮物
- 栗はぬるま湯に15分ほどつけると皮をむきやすくなります。油で炒めてから煮ると、素材が油でコーティングされてうま味を閉じ込め、こっくりとした味わいに。

- 材料(作りやすい分量)
- 鶏もも肉
- 2枚(500g)
- 栗
- 10個
- れんこん
- 長さ10cm
- 干ししいたけ
- 6個
- しょうゆ
- 大さじ3
- 砂糖・酒
- 各大さじ2
- サラダ油
- 大さじ1
- さやえんどう
(ゆでて細切り) - 10枚
- 作り方
- 干ししいたけは水200mLにつけて冷蔵庫でひと晩戻す。4等分に切り、戻し汁はとっておく。
- 鶏肉は脂身や筋を除き、ひと口大に切る。栗は鬼皮、薄皮をむく。れんこんは大きめの乱切りにする。
- 鍋に油を熱し、鶏肉の皮目を下にして焼く。焼き色がついたられんこん、栗、しいたけを加えて炒め合わせる。
- 砂糖を加えて混ぜ合わせ、酒、しょうゆ、しいたけの戻し汁100mLを加える。ひと煮立ちしたらアクを除き、蓋をして弱火で20分ほど煮る。蓋をとり、強火で水分を飛ばすように煮からめる。器に盛り、さやえんどうを飾る。
サンマのトマト煮込み
- トマトの水煮を裏ごして1/3程度に煮詰めたトマトピューレ。トマト缶よりもトマトのうま味が濃く、煮詰める時間が短いのがメリットです。

- 材料(2人分)
- サンマ
- 2尾
- 玉ねぎ
(薄切り) - 1/2個
- セロリ
(薄切り) - 1本
- にんにく
(薄切り) - 2かけ
- オリーブ油
- 大さじ2
- (あれば)
ケッパー - 大さじ1
- 白ワイン
- 70mL
- トマトピューレ
- 1パック(200g)
- 塩・こしょう
- 各少量
- 作り方
- サンマは頭と内臓を除いて洗い、半分に切る。
- フライパンにオリーブ油とにんにくを入れて火にかけ、香りが立ったら玉ねぎ、セロリを加えてしんなりとなるまで炒める。
にサンマ、ケッパー、白ワインを加える。ひと煮立ちしたらトマトピューレを加え、蓋をして弱火で煮る。途中、サンマにソースをかけながら10分ほど煮込む。仕上げに塩、こしょうをふる。
- レシピ・料理・スタイリング
野口真紀先生
料理研究家。家族の健康を考えた、おいしくて栄養バランスのよいレシピに定評がある。近著『プライスレスレシピ』(主婦の友社)、『オーブン料理とっておき』(主婦と生活社)など著書多数。
写真/宗田育子