時を創った美しきヒロイン ローレン・バコール

時を創った美しきヒロイン

私が恋に落ちたこの世で最高の男性に引き合わせてくれた

ローレン・バコールLauren Bacall

 1944年、ハリウッド映画『脱出』が公開されました。主演はボギーの愛称で人気絶頂の大スター、44歳のハンフリー・ボガート。相手役は新人のローレン・バコール。彼女は19歳ながらクールでミステリアスな役を堂々と演じ、ボギーがかすむほどの強烈な印象を与えたのです。
 ローレン・バコールは、1924年にニューヨークでユダヤ系移民の家庭に誕生しました。本名はベティで、父親は幼い時に蒸発。以来、母の手一つで育てられます。舞台女優に憧れていたバコールはハイスクール卒業後、演劇学校で学びますが、学費が続かず1年で終了。モデルや劇場の案内係をしながらチャンスを待ちます――「ブロードウェイに私の名前がイルミネーションに飾られて掲げられるようになりたい」
 そして、有名なファッション誌『ハーパース・バザー』の写真モデルになったことから運命が急展開。掲載写真への問い合わせが殺到し、その中にハリウッドの映画監督ハワード・ホークスからのものもありました。バコールは、ハリウッドという「新しい冒険に向かう」ことを決意。最愛の母と涙の別れをします。
 やがて『脱出』でのデビューが決まったバコールは、監督から低い声を保つ発声練習やほとんど口をきかずに神秘的に振る舞うことを要求されます。おしゃべりでユーモラスなバコールはこの試練を乗り切り、見事に大人の魅力を身に付けました。芸名もローレンと名付けられます。
 しかし、極度の上がり症のバコールはカメラが回ると首の震えが止まりません。そのため顎を引いて、上目づかいでボギーを見つめると震えが治まったのです。この上目づかいがファンを虜にし、「ザ・ルック」という彼女の代名詞となりました。
 さらに撮影中、新人のバコールを優しくリードするボギーとの間にいつしか密かな恋が進行していたのです――「女優になりたい夢を実現するチャンスを与えてくれたばかりでなく、私が恋に落ちたこの世で最高の男性に引き合わせてくれた」。
 2人は25歳も歳の差があり、ボギーは3度の結婚歴がありましたが、『三つ数えろ』で共演後、1945年5月に結婚がかないました。そして、一男一女にも恵まれ、バコールは温かな家庭を築いていきます。『潜行者』『キー・ラーゴ』でも夫婦で共演。しかし、結婚11年目に愛するボギーをがんで失ってしまうのです。身体の一部が欠けたような深い哀しみに包まれるバコール…。
 そんなバコールは、「生まれながらのボギーの伴侶」と称賛され、B&Bとして美しい伝説となって語られていきます。次第に、彼女の心の中には、〝ボギーがいなければ私は何の価値もないの?〟という想いが芽生えていくのです。そうして、バコールは新しい恋に踏み出し、念願だった舞台にも挑みます。
「32歳でもう人生が終わったなんて思うのはいやだった」
「舞台は私のそもそもの情熱だったし、充たされざる夢だった」
 そして、舞台『グッバイ、チャーリー』で主役を演じたバコールは、ついに少女時代の夢だったイルミネーション看板に名前が輝いたのです。
 89歳で亡くなるまで、舞台や映画、テレビに現役で活躍し続け、あっぱれな女優人生を全うしたバコールでした――「演技はやればやるほど上達する。だから私はやめない」

1924〜2014年。女優。ニューヨーク生まれ。舞台女優を目指していたが、ハワード・ホークス監督に見出され映画界へ。’44年に『脱出』でデビュー。共演のハンフリー・ボガードと結婚する。ボガードの死後、俳優のジェイスン・ロバーズと再婚、その後離婚。代表作に『キー・ラーゴ』『百万長者と結婚する方法』『オリエント急行殺人事件』など。舞台でも活躍し、ブロードウェイの女王とも呼ばれた。

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