時を創った美しきヒロイン ローラ・インガルス・ワイルダー

時を創った美しきヒロイン

消えてしまうのはもったいないほど、素晴らしい物語だからです

ローラ・インガルス・ワイルダーLaura Ingalls Wilder

 1930年、ニューヨークの編集者に、とある農家の主婦から開拓時代の思い出を書いた原稿が送られてきます。〝またお年寄りの昔話…〟と、相手にもしません。でも、その女性はめげることなく次作『大きな森の小さな家』を書き上げます。今度は編集者の興味を引き、1932年に出版。たちまち大ベストセラーとなったのです。作者はローラ・インガルス・ワイルダー、65歳でした――「大草原で体験したことは、消えてしまうのはもったいないほど、素晴らしい物語だからです」
 ローラは、アメリカの開拓民一家の次女として、1867年にウィスコンシン州の丸太小屋で誕生しました。開拓民は一か所に定住することなく、旺盛なフロンティア・スピリットで、西へ西へと進むのが常でした。ローラの家族も、幌馬車に家財道具を積んでは旅を続けます。
 しかし、行く先々で、先住民とのトラブルや、バッタの大群による作物の全滅、熱風に大寒波と、様々な苦難に見舞われます。妹二人と弟が誕生しますが、その待望の長男は間もなく病死してしまいます。
 それでも、幼いローラの心には鮮やかに生き生きとした思い出が刻まれます――「草や、木や、日光がまだら模様をつくっている、うねうね続く道を、今でも目に浮かべることができます」。父さんが毎晩語ってくれる愉快なお話とヴァイオリン、母さんが作ってくれる料理やお人形…。
 ローラが12歳の時、一家に最大の悲劇が訪れます。2歳年上の姉メアリが病で失明してしまったのです。父さんはローラに命じます――「これからはおまえがメアリの目になって、世の中のことを伝えるんだ」。
 ローラは、注意深く周りの色や光、動きを見て、表現力を磨きます。メアリは、「ローラが説明してくれると、情景が絵のように浮かぶわ」と大喜び。ローラは知らず知らずのうちに作家の心を育んでいくのです。
 そして、姉を盲人大学に進学させる学費のため、ローラは15歳で教師の資格をとり、開拓村で教え始めます。家族と離れた心細さ…。でも週末ごとに、無口な若い農夫が馬車で家に送り届けてくれたのです。

 その青年アルマンゾ・ワイルダーとローラは、1885年に結婚。ローラは、挙式で誓いの言葉「夫に従い」を削除します。対等に力を合わせて生きてきた父さんと母さんの姿こそ、理想の夫婦像だからでした。
 翌年には長女ローズを出産。しかし、一家は苦難続きでした。雹や干ばつに火事、さらに、アルマンゾの足が病気で麻痺してしまいます。そして、長男が生後すぐに病死。
 深い悲しみの中、ローラはくじけませんでした。養鶏や酪農、果樹栽培で成功し、農民の間でリーダー的存在となっていくのです。そして、農家向けの新聞に原稿を依頼されるように。記事の評判は上々でした。
 やがて、都会に出て作家として成功した娘ローズに刺激されて、ローラも家族の物語を書き始めます。ローズは母にアドバイスし励まします。こうして生まれた〝大草原の小さな家シリーズ〟は大反響を呼び、1冊で終わるはずが全9冊となりました。
 どんなに時代が進歩しても、変わらぬローラの思いがありました――「正直で誠実でいること。小さな喜びにも幸せを感じ、失敗してもくじけない勇気が大切なのです」

1867〜1957年。作家。アメリカ、ウィスコンシン州で誕生。一家は開拓農民で19年で8回の引っ越しを繰り返すが、両親は子供の教育には熱心だった。この少女時代の体験を元に、娘ローズの勧めで書いた『大きな森の小さな家』を1932年に出版。大評判となり、死後に発表されたものを含めシリーズ全9冊を出す。ドラマにもなり、原作本と共に世界中で今も大人気である。

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